カラオケまねきねこの料金表は見方が少し複雑で、「一体いくらかかるの?」と疑問に思ったことはありませんか。フリータイムや朝うたといったプランから、土日や年末年始、ゴールデンウィークの特別料金、さらには会員料金とドリンクバーの料金が絡み合うことで、料金は一人あたりいくらになるのか分かりにくいと感じる方も多いはずです。
また、3時間の料金は一般と学生でどう違うのか、小学生向けの割引や、高校生なら室料がゼロからになるプランの存在など、知らないと損をしてしまうかもしれません。失敗や後悔なく、まねきねこをお得に楽しむために、この記事では複雑な料金システムを一つひとつ丁寧に解説していきます。
- プラン別の料金体系と一人あたりの料金目安
- 学生や家族で使えるお得な割引プランの詳細
- 曜日や時間帯による料金の違いと注意点
- 会員料金やドリンクオーダー制の仕組み
基本から解説!まねきねこの料金表の見方
ここでは、カラオケまねきねこを利用する上での基本的な料金システムについて解説します。まずはこれらの基本を押さえることが、料金表を理解するための第一歩となります。
- 料金は一人あたりいくらかかる?
- 知らないと損する会員料金の仕組み
- ドリンクバーの料金とワンドリンク制
- 格安で歌える朝うたプランとは?
- 長時間利用ならフリータイムがお得
料金は一人あたりいくらかかる?
まねきねこでの一人あたりの料金は、基本的に「室料(ルーム料金)」と「ワンドリンクオーダー」の合計で決まります。つまり、提示されている室料だけで利用できるわけではなく、必ず一人一杯以上のドリンク(またはフード)を注文する必要があります。これが料金を計算する上での大前提となります。
料金は店舗、曜日、時間帯によって大きく変動します。例えば、利用者が少ない平日の昼間は安く、多くの人で賑わう週末や祝日の夜は高くなる傾向にあります。
以下に、一般的な店舗における料金の一例をまとめました。これはあくまで目安であり、実際の料金は最寄りの店舗にご確認ください。
プラン | 時間帯 | 平日(会員) | 週末(会員) |
---|---|---|---|
時間制(30分) | 昼 | 110円 | 220円 |
夜 | 242円 | 440円 | |
フリータイム | 昼 | 660円 | 1,540円 |
夜 | 1,452円 | 2,200円 |
※上記は室料のみの税込価格です。
※別途、一人あたり420円(税込)以上のワンドリンクオーダーが必要です。
このように、利用するタイミングによって料金が大きく変わるため、 来店前に公式サイトで料金を確認しておくことが、予算を把握する上で大切になります。
知らないと損する会員料金の仕組み

まねきねこをお得に利用するためには、会員登録が欠かせません。結論から言うと、初めて利用する場合でも会員になることを強くおすすめします。
その理由は、会員料金と一般料金の価格差にあります。多くの店舗では、会員になることで室料が大幅に割引されます。入会金として220円(税込)程度が必要ですが、一度支払えばその後の利用で料金の割引を受けられるため、1〜2時間の利用でも十分に元が取れることがほとんどです。
また、グループで利用する場合、代表者一人が会員であればグループ全員に会員料金が適用される点も大きなメリットです。誰も会員登録ができない場合に一般料金が適用されますが、アプリを使えば簡単に登録できるため、非会員で利用するケースは少ないと考えられます。店舗によっては完全会員制を導入している場合もあるため、来店前に確認しておくとスムーズです。
ドリンクバーの料金とワンドリンク制

前述の通り、まねきねこでは室料とは別にドリンクの注文が必須です。このとき、「ワンドリンク制」と「ドリンクバー」のどちらかを選択することになります。どちらがお得になるかは、利用時間やドリンクを飲む量によって変わってきます。
ワンドリンク制
ワンドリンク制は、室料に加えて一人一品、決められた価格(例:420円税込)以上のドリンクやフードを注文するシステムです。短時間だけの利用で、あまり飲み物を飲まない場合には、このワンドリンク制が最も安く済みます。
ドリンクバー
一方、ドリンクバーは定額料金(例:440円税込)で、設置されているドリンクが飲み放題になるシステムです。ワンドリンクとの価格差はわずかであることが多いため、2杯以上飲むのであればドリンクバーの方が断然お得になります。特に、フリータイムなどの長時間利用を考えている場合は、ドリンクバーを選択するのが賢明と言えるでしょう。
店舗によっては、特定のプラン(例えば「朝うた」)でドリンクバーがセットになったお得な料金が設定されていることもあります。自身の利用スタイルに合わせて最適な選択をすることが、料金を抑える鍵となります。
格安で歌える朝うたプランとは?

午前中からカラオケを楽しみたい場合に、最もおすすめなのが「朝うた」プランです。これは、早朝から正午までの時間帯に提供される非常に格安な料金プランで、まねきねこの大きな魅力の一つとなっています。
多くの店舗で、朝9時から12時頃まで実施されており、室料は30分あたり数十円(例:55円税込)という破格の価格設定です。利用者が比較的少ない時間帯だからこそ実現できる料金であり、少し早起きしてカラオケに行くだけで、通常料金よりも大幅に安く楽しむことができます。
ただし、注意点もいくつかあります。まず、「朝うた」の最終受付時間は11時など、終了時間より前に設定されていることが一般的です。この時間を過ぎてしまうと「朝うた」プランで入室できないため、時間に余裕を持って来店することが大切です。また、このプランもワンドリンクオーダー制が基本となります。店舗によっては、12時以降も延長して利用できる場合があるので、詳細は店舗で確認してみてください。
長時間利用ならフリータイムがお得

3時間以上の長時間にわたってカラオケを楽しみたいのであれば、「フリータイム」プラン一択と考えられます。フリータイムは、一度料金を支払えば規定の時間内はどれだけ歌っても追加料金が発生しない、歌い放題のプランです。
昼の時間帯(例:11時~20時)と夜の時間帯(例:18時~翌5時)に分かれており、受付時間に制限がある点には注意が必要です。例えば、昼のフリータイムの最終受付が17時である場合、それ以降に来店しても昼のフリータイムは利用できません。
フリータイムの最大のメリットは、コストパフォーマンスの高さです。例えば平日の昼に5時間利用する場合、時間制(30分110円)だと合計1,100円になりますが、フリータイム(660円)ならそれよりはるかに安く済みます。利用時間が長くなればなるほど、時間制との価格差は開いていきます。したがって、滞在時間がある程度長くなることが分かっている場合は、迷わずフリータイムを選択するのが最も経済的です。
応用編!まねきねこの料金表の見方と注意点
基本的な料金システムを理解した上で、ここではさらにお得に利用するための応用知識や、特定の条件下での料金について掘り下げていきます。
- 土日の割増料金について
- 3時間の料金と学生向けプラン比較
- 高校生はゼロからでルーム料金無料
- 小学生が対象のまねきde家族割
- 年末年始、ゴールデンウィークの特別料金
- 総まとめ!まねきねこの料金表の見方
土日の割増料金について

カラオケの利用者が増える週末(金曜の夜、土日)や祝日は、平日と比較して料金が割高に設定されています。これは「週末料金」や「休日料金」と呼ばれ、カラオケ業界では一般的な価格設定です。
料金が上がる理由は、需要の増加に対応するためです。多くの人が休みの日に利用が集中するため、価格を調整することで需要と供給のバランスを取っています。具体的には、30分あたりの室料やフリータイム料金が、平日と比べて数百円から千円以上高くなることも珍しくありません。
例えば、平日の昼に30分110円(税込)だった室料が、土日には220円(税込)に、夜のフリータイムが1,452円(税込)から2,200円(税込)に値上がりする、といった具合です。少しでも安く利用したい場合は、平日の昼間を狙うのが最も賢い選択と言えます。料金体系は金曜日の夕方頃から週末料金に切り替わることが多いため、金曜日に利用する際は時間帯にも注意が必要です。
3時間の料金と学生向けプラン比較
「3時間だけ利用したい」というケースは非常に多いですが、この場合の最適プランは一般の方と学生で異なります。
一般の方の3時間利用
一般の方が平日の昼に3時間利用する場合、「時間制」と「フリータイム」の料金がほぼ同じになることがあります。例えば、時間制が30分110円なら3時間で660円、フリータイムが同額の660円というケースです。この場合、3時間ぴったりならどちらでも構いませんが、3時間未満で終わる可能性があるなら時間制、少しでも超える可能性があるならフリータイムを選ぶのが合理的です。
学生の3時間利用
一方、大学生や専門学生、高校生には、さらにお得な専用プランが用意されています。大学生・短大生・専門学生(および60歳以上)は「まふ」、高校生以下は「ZEROカラ」というプランが利用できる場合があります。「まふ」はドリンクバー付きのフリータイムが格安料金になるプランで、「ZEROカラ」はワンドリンクオーダーのみで室料が無料になるプランです。
これらの学生向けプランは、多くの場合、通常の時間制やフリータイムよりも圧倒的に安くなります。ただし、利用には学生証の提示やアプリ会員登録が必須であり、店舗によって実施時間や料金、利用条件が異なるため、事前の確認が大切です。
高校生はゼロからでルーム料金無料
高校生(および中学生)にとって、まねきねこは「ZEROカラ(ゼロカラ)」という破格のプランがあるため、非常に魅力的な選択肢です。このプランの最大の特徴は、規定のワンドリンク料金を支払うだけで、室料が完全に無料になる点にあります。
つまり、一人あたり420円程度のドリンク代のみでカラオケが楽しめるということです。このサービスは、若年層が気軽にカラオケ文化に親しめるようにという目的で提供されています。
ただし、利用にはいくつかの条件と注意点があります。
- 対象者: グループ全員が高校生以下である必要があります。
- 利用人数: 原則として2名以上での利用が条件です。
- 会員登録: 利用者全員のまねきねこ公式アプリへの会員登録(または学生証の提示)が求められます。
- 利用時間: 混雑時などは最大3時間までといった時間制限が設けられることがあります。
- 年齢制限: 16歳未満は保護者同伴でない限り18時以降の利用はできず、18歳未満の利用時間も各都道府県の条例に基づき制限されます。
特別期間中は利用できない場合もあるため、訪問前に店舗へ確認することをおすすめします。
小学生が対象のまねきde家族割

「まねきde家族割」は、家族でカラオケを楽しむ際に非常にお得なサービスです。このプランを利用すると、保護者が同伴する場合、小・中学生の室料が無料になります。
料金システムは「ZEROカラ」と似ており、対象となる小・中学生はワンドリンクオーダー(420円程度~)のみで利用可能です。一方、同伴する保護者の方は、通常の室料とワンドリンクオーダー(またはドリンクバー)の料金がかかります。家族でのお出かけの際に、子供の料金負担を気にすることなく気軽にカラオケを楽しめるのが大きなメリットです。
最近ではサービス内容が更新され、店舗によっては中学生だけのグループでも利用できるようになったという情報もあります。その場合のサービス内容は「ZEROカラ」と同様、室料無料でワンドリンク制となるようです。ただし、この点に関する公式な記載は変動することがあるため、利用を検討している場合は、必ず最寄りの店舗へ事前に問い合わせて、最新の利用条件を確認するのが最も確実です。
年末年始、ゴールデンウィークの特別料金

年末年始、お盆、ゴールデンウィークといった大型連休期間中は、多くのカラオケ店と同様に、まねきねこでも「特別期間料金」が適用されます。この期間は通常料金とは異なり、全体的に価格が割高になるため注意が必要です。
特別料金が設定される理由は、これらの時期が一年で最も利用者が集中する繁忙期であるためです。需要が急増することから、料金体系が変更されます。具体的には、週末料金よりもさらに高い価格設定になったり、フリータイムの料金が値上げされたり、利用時間に制限が設けられたりすることがあります。
さらに、この期間中は「まふ」や「ZEROカラ」といった各種割引プランの利用ができなかったり、利用時間が短縮されたりするケースも少なくありません。大型連休にまねきねこの利用を計画している場合は、通常時と同じ感覚でいると予算オーバーになりかねません。したがって、必ず事前に公式サイトのお知らせをチェックするか、直接店舗に電話して特別期間の料金体系やプランの利用可否について確認しておくことが、後悔しないための重要なポイントです。
総まとめ!まねきねこの料金表の見方
今回はカラオケまねきねこの複雑な料金表の見方について解説しました。最後に、この記事の要点をまとめます。
- 基本料金は「室料」と「ワンドリンクオーダー」の合計
- 料金は店舗や曜日、時間帯によって大きく変動する
- 週末や祝日は平日よりも料金が割高になる
- 会員登録は必須レベルでお得なため初回来店時がおすすめ
- グループに一人が会員なら全員が会員料金で利用可能
- 2杯以上飲むならドリンクバーがワンドリンク制よりお得
- 午前中の利用なら「朝うた」プランが圧倒的に安い
- 3時間以上の長時間利用は「フリータイム」一択
- 3時間未満の利用なら「時間制」が割安な場合もある
- 高校生以下は室料無料の「ZEROカラ」が利用可能
- 「ZEROカラ」はワンドリンク代のみで楽しめる
- 家族連れなら「まねきde家族割」で小中学生の室料が無料
- 大学生や専門学生は「まふ」というお得なプランがある
- 年末年始などの大型連休は「特別期間料金」で割高になる
- 利用前には公式サイトや店舗で最新の料金を確認するのが確実